日本で23年続いていることについて3
並行輸入業者は熊本にある靴問屋。
どうしたものか。
蛇口の元を断ってしまえと、海外、米国のセールスエージェントに働きかけてもなかなか前に進まず、またそれだとしても年に1回のビジネスであるため、結果が出るのは来年以降になる。20代半ばになり営業としても責任が重きとなり、なんとかしないとならない。
正面から「やめてください」とも言えないし、元を断つには時間も掛かる。
いま思えば奇策と言えばそうかもしれませんが、ここで一芝居打つことにしました。それは「我々は並行輸出業者です。お安く出せますのでウチから購入してくれませんか?」という正規輸入代理店でありながら、敢えて並行輸入業者のフリをしてすること。電話口で「結構です」と言われればそれまで。用意周到に原稿を書き、相手がこう言ってくればこう返す。とにかく色々なシミレーションをして、一度会ってもらえる様なシナリオを作ったうえで、勝負の電話をすることにしました。またインターネットがまだ無い時代だったため、業界から様々な情報を集め会社の組織、内部事情、担当者などなど「おとり捜査官」ばりに準備をしたことを覚えています。